UberEats

【2026年版】UberEatsのメニュー価格はいくらに設定すべき?店内価格との違いと利益を守る価格戦略

Goistech株式会社のK.Hです。手数料・費用・入金まわりの数字を日々お客様と一緒に確認しています。

「デリバリーを始めたのに、なぜか手元に利益が残らない」
「手数料が高いから値上げしたいけれど、注文が減りそうで怖い」
「店内と同じ価格でいいのか、それとも変えるべきか迷っている」

このような悩みを持つ飲食店オーナー様に向けて、UberEatsのメニュー価格設定について、正規代理店の視点から具体的な数字とともに解説します。


なぜデリバリーで利益が出ないのか — 価格設定が鍵を握る

UberEatsに出店すると、プラットフォームに支払う加盟店サービス料(手数料)が売上に対して約35%課されます。

たとえば1,000円の注文が入った場合、手元に残る売上は約650円。そこからさらに食材原価・包装費・人件費・光熱費を差し引くと、実際の利益はほとんど残らない——そんな状況に陥っているお店が少なくありません。

「注文数は増えているのに利益が薄い」「頑張るほど赤字に近づく」。その原因の多くは、メニュー価格が手数料を織り込んでいないことにあります。

UberEats正規代理店としてGold🎖️を3年連続で獲得した私たちGoistechが、日々加盟店様のデータを見てきた経験から断言できます。価格設定の見直しは、デリバリー事業を黒字化するための最初の一手です。


UberEatsのメニュー価格は「店内と同じ」でいい?

結論からお伝えします。店内価格と同じ設定は、多くの場合おすすめしません。

店内と同じ価格にしてはいけない理由

店内飲食では、席の回転率・サービス・雰囲気といった価値も含めた価格設定がなされています。一方デリバリーでは、それに加えて次のコストが上乗せされます。

  • プラットフォームへの手数料(売上の約35%)
  • テイクアウト容器・包装材のコスト(1注文あたり50〜200円程度)
  • 廃棄ロスの増加(デリバリー専用の仕込みによるロス)
  • オペレーション負荷の増加(スタッフの対応コスト)

これらを無視して店内と同じ価格のままにしていると、デリバリーの注文が増えるほど利益が薄くなっていく構造になります。

値上げは本当に顧客に受け入れられるのか?

「値上げしたら注文が減るのでは?」という不安をよくお聞きします。しかし、UberEatsのユーザーはすでに「デリバリーは少し高い」という認識を持っています。

Goistechが支援する加盟店の多くが、店内より15〜25%高い価格をUberEatsで設定しており、注文数に大きな影響は見られません。むしろ、適切な価格設定によって利益が安定し、プロモーション費用への再投資が可能になったケースが数多くあります。


UberEats価格設定の計算式 — 利益を守るための「上乗せ率」

具体的にどれくらい値上げすればいいのか、計算式で見てみましょう。

手数料・包装費・廃棄ロスを含めた原価計算

デリバリーで適切な利益を確保するための価格は、次の式で求められます。

デリバリー適正価格 = (食材原価 + 包装費 + 廃棄ロス額) ÷ (1 - 手数料率 - 目標利益率)

具体例(ラーメン店の場合)

項目 金額
食材原価 280円
包装費(容器・袋) 80円
廃棄ロス見込み(10%) 36円
変動費 合計 396円
手数料率 35%
目標利益率 20%
デリバリー適正価格 約880円

計算式: 396 ÷ (1 – 0.35 – 0.20) ≒ 880円

同じラーメンの店内価格が750円だとすると、デリバリーでは880円以上に設定することで適切な利益が確保できます。

業態別の推奨上乗せ率

業態によって包装コストや廃棄リスクが異なります。次の目安を参考にしてください。

業態 推奨上乗せ率 主な理由
ラーメン・丼物 15〜20% 汁物は容器コストが高め
居酒屋・和食 20〜25% 多品目・廃棄リスクが高い
カフェ・スイーツ 10〜15% 単価が低いため慎重に設定
弁当・惣菜 20〜25% 包装の種類が多い
ピザ・ハンバーガー 10〜15% デリバリー専用設計が多い

これはあくまで目安です。自店の実際の原価・包装費をもとに計算式で確認することをおすすめします。


競合との「値ごろ感」を作る価格戦略

正しく値上げすることは大切ですが、同時に「高すぎる」と思われないための工夫も必要です。

競合店の価格リサーチ方法

まず、UberEatsのアプリで自店と同エリア・同ジャンルの競合店を検索し、看板メニューの価格を5〜10店舗程度リサーチしましょう。

確認するポイントは次の3点です。

  1. 人気メニューの平均価格帯 — 同ジャンルのボリュームゾーンを把握する
  2. 最も注文されているセットの価格 — 競合のAOVを推測する
  3. 自店との価格差 — 高すぎないか、安すぎないか

競合より10〜15%程度高くても、メニュー写真のクオリティや説明文の充実度で十分カバーできます。逆に、競合より明らかに安いのに利益が出ていない場合は、価格設定の見直しが急務です。

心理的価格の活用(980円・1,280円)

人は価格を見るとき、「1,000円」より「980円」に安さを感じる「端数効果」があります。デリバリーメニューでも、次の工夫が有効です。

  • キリの良い価格(1,000円、1,500円)より、980円・1,280円・1,480円のような端数価格を設定する
  • セット価格は「バラで注文するより〇円お得」が一目でわかるように設定する
  • 「メイン + サイド + ドリンク」のセット化で、1注文あたりの平均金額(AOV)を引き上げる

UberEats価格設定の成功事例と失敗パターン

【成功事例】価格を正しく設定した居酒屋の8ヶ月後

Goistechが支援した神戸の居酒屋様は、当初UberEatsのメニューを店内と同じ価格で設定していました。毎月一定の注文数はあるものの、デリバリー事業として利益がほとんど出ない状況でした。

Goistechのサポートのもと、メニュー価格を平均22%引き上げ、同時にメニュー写真のリニューアルとセット商品の新設を実施しました。導入直後こそ注文数がわずかに減少しましたが、3ヶ月後には回復し、8ヶ月後にはデリバリー売上が498万円増という結果となりました。

価格設定の見直し単体ではなく、メニュー写真・セット化・プロモーション活用を組み合わせることが、成功の要因でした。

【失敗パターン】値上げ後に注文が激減した理由

一方、値上げ後に注文が落ち込んでしまうケースもあります。共通して見られる原因は次のとおりです。

  1. 値上げ幅が大きすぎた(一度に40〜50%増など急激な変更)
  2. メニュー写真が低品質のままだった(価格に見合う訴求ができていない)
  3. 競合より大幅に高い価格になってしまっていた
  4. プロモーションを一切活用しなかった(値上げ後のテコ入れをしなかった)

値上げは段階的に(一度に10〜15%程度)、かつメニューの質の向上と並行して行うことが重要です。


メニュー価格以外で利益を守る工夫

セット・ボリューム戦略でAOVを上げる

1注文あたりの平均単価(AOV)を上げることで、同じ手数料率でも利益額が増えます。具体的な施策として以下が有効です。

  • メインメニューに「サイド + ドリンクセット」を追加する
  • 「2人前セット」「ファミリーセット」など大容量メニューを設定する
  • UberEatsのプロモーション機能で「〇〇円以上注文でポイント〇倍」などを設定する

Goistechが支援した埼玉の中華居酒屋様では、セットメニューの導入と適切な価格設定を組み合わせた結果、7ヶ月間でデリバリー売上が341万円増となりました。

小口手数料を避けるためのメニュー設計

少額注文に追加料金がかかるケースを意識したメニュー構成も、利益確保に有効です。

  • 「まとめて注文したくなる」セット構成にする
  • 単品メニューより「セットの方がお得感がある」価格差を設けておく
  • サイドメニューをバリエーション豊かにして、追加注文を促す

注文1件あたりの金額が上がるほど、固定費的なコストが薄まり利益率が改善します。


よくある質問

Q. デリバリー価格を店内と変えることは、UberEatsの規約上問題ありませんか?

UberEatsの利用規約上、デリバリー価格を店内価格より高く設定することは認められています。ただし、「デリバリー専用価格」であることをメニュー説明などで透明性を持って伝えると、ユーザーの信頼感につながります。

Q. 値上げした後、レビュー評価が下がることはありますか?

適切な範囲(15〜25%程度)の値上げであれば、評価への影響は軽微です。重要なのは、価格に見合ったメニューの質・量・梱包品質を維持することです。Goistechが支援した店舗では、値上げ後も評価が安定または向上したケースが多くあります。

Q. 価格を変更した後、注文数が戻るまでにどのくらいかかりますか?

一般的に2〜4週間で元の注文数水準に戻ることが多いです。値上げと同時にプロモーション(割引クーポンの一時設定など)を活用することで、回復を早めることができます。

Q. 複数のデリバリーサービスに出店している場合、価格はすべて統一すべきですか?

プラットフォームごとに手数料率が異なるため、それぞれで最適な価格を設定することをおすすめします。UberEats・出前館・menuなど、各プラットフォームの手数料を計算式に当てはめ、適正価格を個別に確認しましょう。


数字の面からしっかりサポートさせていただきます。

UberEats正規代理店 Gold🎖️3年連続獲得のGoistechが
あなたの飲食店のデリバリー導入・売上改善をサポートします。

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