デリバリー導入・比較

【2026年版】自社配達 vs UberEats・出前館 — 飲食店の「デリバリー方法」を費用・手間・売上で徹底比較

Goistech株式会社のK.Hです。手数料・費用面からフードデリバリーの導入をサポートしています。

「UberEatsの手数料が高くて利益が出ない。自分で配達したほうが安いのでは?」
「自社配達を試みたが、配達員の確保が難しくてすぐに断念してしまった」
「プラットフォームを使うべきか、自前配達にするべきか、どちらが得か判断できない」

このような悩みを持つ飲食店オーナー様に向けて、自社配達とプラットフォーム配達の費用・手間・売上を数字で比較し、どちらが本当にあなたのお店に向いているかを解説します。

UberEats正規代理店としてGold🎖️を3年連続で獲得してきた私たちの実績をもとに、現実に則した比較をお伝えします。


自社配達とプラットフォーム配達の違いとは?

フードデリバリーには大きく2つの方法があります。

プラットフォーム配達(サードパーティ配達)とは、UberEats・出前館・menuといったデリバリーサービスを利用する方法です。プラットフォームが配達員を手配するため、飲食店は料理を作ることに集中できます。2026年現在、Woltの日本撤退後はUberEats・出前館・menu・ロケットナウの4社が主要プレイヤーとなっています。

自社配達(ファーストパーティ配達)とは、飲食店が自ら配達員を雇用・確保して、自前で配達する方法です。既存スタッフが兼任する場合や、配達専用のアルバイトを採用する場合があります。ピザ・寿司・中華料理など、もともと出前文化が根付いている業態ではよく見られます。

なお、デリバリープラットフォームに掲載しつつ、配達だけ自社スタッフが担当する「ハイブリッド型」を選ぶケースもあります。

まず、2つの方法の基本的な違いを整理してみましょう。

比較項目 プラットフォーム配達 自社配達
手数料 売上の25〜35%程度 なし(人件費・交通費は別途)
配達員の確保 不要(プラットフォームが手配) 必要(採用・管理が必要)
集客力 高い(プラットフォームの既存ユーザー基盤) 既存顧客・自前集客が中心
配達エリア プラットフォームが設定 自由に設定可能
導入の手軽さ 高い(最短数日で開始可能) 低い(採用・備品・保険の準備が必要)
初期費用 低い〜無料 高い(バイク・備品・保険等)
顧客情報の取得 できない できる

どちらが「得」かは費用だけでなく、集客力・運営負担・事業フェーズを合わせて判断する必要があります。


プラットフォーム配達(UberEats・出前館)のメリット・デメリット

メリット

① 最短数日で始められる集客インフラ

UberEatsには日本国内で数百万人のアクティブユーザーがいます。出店するだけでこの巨大な顧客基盤にアクセスできるため、新たな集客活動をゼロからする必要がありません。デリバリーを初めて試す店舗にとっては特に大きな強みです。

② 配達員の採用・管理が不要

プラットフォームが配達パートナーを管理してくれるため、飲食店側は「料理を作る」ことに専念できます。人手が足りない小規模店舗でも、デリバリーを無理なく運営できます。

③ 繁忙期・悪天候への対応力が高い

雨の日や繁忙期に注文が急増しても、プラットフォームが柔軟に配達員を手配してくれます。自社配達では繁忙期に配達員が不足するリスクがありますが、プラットフォームを利用することでその不安が解消されます。

④ トラブル時のサポートがある

配達中のトラブル(商品の紛失・遅延・事故など)が発生した場合、プラットフォームがサポート窓口として対応してくれます。自社配達では対応コストがすべて自社負担となります。

デメリット

① 手数料が高い

UberEatsの飲食店向け手数料は、売上に対して約35%(2026年時点)。出前館は基本手数料が約30%です。これは利益を大きく圧迫する要因になります。

具体的に見てみましょう。客単価2,000円の注文が月100件入った場合の試算です。

項目 金額
月間売上 200,000円
UberEats手数料(35%) −70,000円
食材原価(原価率35%) −70,000円
容器・袋代 −5,000円
月間粗利(概算) 55,000円

手数料だけで売上の35%が消える計算です。利益率を維持するためには、メニュー価格の調整やコスト削減の工夫が不可欠です。

② 顧客情報が得られない

注文者の氏名・連絡先・住所はプラットフォームが管理するため、飲食店は顧客データにアクセスできません。リピーター獲得のための直接アプローチが難しく、プラットフォームへの依存度が高くなる傾向があります。


自社配達のメリット・デメリット

メリット

① 手数料が発生しない

プラットフォームへの手数料がかからないのが最大のメリットです。売上をそのまま受け取れるため、注文数が多い段階になれば収益性が高まります。

② 顧客との直接関係が築ける

注文者情報を自社で管理できるため、ポイントカード・クーポン・LINE公式アカウントを活用したリピーター施策が可能です。「また頼みたい」と思ってもらうためのフォローアップが取りやすくなります。

③ 配達範囲・時間帯を自由に設定できる

プラットフォームが対応していないエリアや時間帯にも配達できます。「深夜限定配達」「近距離のみ対応」など、自店舗のオペレーションに合わせた柔軟な設定が可能です。

デメリット

① 初期コストと固定費が重い

配達用バイクの購入・リース費用、ヘルメット・ユニフォーム・保温バッグなどの備品費、配達スタッフの人件費など、相応の固定費がかかります。注文数が少ないと、コスト回収が難しくなります。

② 集客をすべて自力で行う必要がある

プラットフォームのような集客基盤がないため、自社サイト・SNS・チラシ・Googleマップなどで自らお客様を集める必要があります。認知度が低い段階では、注文が入るまでに時間がかかることが多いです。

③ トラブルの責任はすべて自社が負う

配達員の事故・遅延・誤配達などのトラブル対応はすべて自社で行います。業務用バイク保険・使用者賠償責任保険の加入は必須です。プラットフォームにはこの手のサポートがあるため、その分のリスクが増加します。


コストを具体的に比較してみましょう

月間デリバリー注文100件・客単価2,000円で、プラットフォーム配達と自社配達のコストを比較します。

パターンA:UberEats(プラットフォーム配達)

項目 金額
月間売上 200,000円
UberEats手数料(35%) −70,000円
食材原価(35%) −70,000円
容器・袋代 −5,000円
月間粗利(概算) 55,000円

パターンB:自社配達

項目 金額
月間売上 200,000円
手数料 0円
食材原価(35%) −70,000円
配達員人件費(時給1,100円×4時間/日×30日) −132,000円
バイク維持費・ガソリン代(月額) −10,000円
容器・袋代 −5,000円
月間粗利(概算) −17,000円(赤字)

月100件では、自社配達のほうが圧倒的にコスト高になります。

自社配達が採算に乗るためには、配達員1人あたりの効率(1時間あたりの配達件数)を上げるか、注文件数を大幅に増やす必要があります。

損益分岐点の目安

専業配達員1名雇用の場合、月間200件以上の注文が安定して入ると採算ラインに近づきます。ただし、これはすでに顧客基盤がある場合の話です。ゼロから自社配達を立ち上げてこの件数を達成するのは容易ではありません。

なお、初期費用についても差があります。

項目 プラットフォーム 自社配達
登録費用 無料〜数万円 0円
タブレット レンタル可 受注システム構築が必要
配達バイク 不要 20万〜40万円(購入)or月3万〜5万円(リース)
保険 プラットフォームが対応 業務用バイク保険(月1万円〜)
概算初期費用 数万円以内 30万〜60万円以上

プラットフォームは初期費用の低さが際立ちます。資金が限られている飲食店にとっては大きな差です。


業態別・状況別のデリバリー方法の選び方

「どちらが向いているか」は業態や現在の状況によって異なります。以下の目安を参考にしてください。

プラットフォーム配達が向いているケース

  • デリバリーをこれから始める → 集客基盤が最初から使える
  • 月間注文数が200件未満の段階 → 自社配達の固定費が割高になる
  • 少人数・小規模運営 → 採用・管理の工数をかけられない
  • 繁忙期や天候変動への対応力を重視 → プラットフォームが柔軟に対応してくれる
  • 本業(店内営業)が忙しい → デリバリーに割けるリソースが少ない

自社配達が向いているケース(または検討に値するケース)

  • すでに月間200件以上の安定した注文がある → 手数料削減効果が出始める
  • ピザ・寿司・中華など、もともと出前文化が根付いている業態 → 顧客が自社デリバリーに慣れている
  • 配達スタッフの採用・管理に十分なリソースがある
  • プラットフォームが対応していない地域・時間帯をカバーしたい
  • リピーター顧客への直接マーケティングを重視している

実際には、まずプラットフォームで注文基盤を作ってから、将来的に自社配達の検討を始めるという段階的なアプローチが最も現実的です。プラットフォームで月200件を達成してから自社配達を検討するか、あるいはハイブリッド型(プラットフォーム掲載+一部自社配達)を試みるというルートが多いです。


Goistechが支援した導入事例

私たちがサポートしてきた店舗の事例をご紹介します。

事例1:居酒屋(神戸)→ 8ヶ月で売上498万円UP

「自社配達を考えていたが、スタッフが足りなくて断念」という状況でご相談いただいたお店です。Going Deliveryを活用してUberEatsに出店し、プラットフォームの集客力を最大限に活かした結果、8ヶ月で498万円の売上増を達成しました。

このケースでは「配達員の確保・管理を自社で行わずに済む」ことで、料理の品質向上とメニュー開発に集中できた点が好結果につながっています。

事例2:中華居酒屋(埼玉)→ 7ヶ月で341万円UP

複数のデリバリーブランドをプラットフォームで運営することで、同一の厨房・スタッフで7ヶ月間に売上を341万円伸ばしました。「自社配達を立ち上げる余力はないが、UberEatsなら今すぐ始められる」という判断で迷わず導入いただいたケースです。

共通する学び

2つの事例に共通するのは、プラットフォームの集客力と配達インフラを活用することで、飲食店スタッフが本来の仕事——美味しい料理を作ること——に集中できた点です。自社配達の検討は「月200件を超えてから」と明確な基準を持って判断されることをおすすめします。


よくある質問

Q. 自社配達とプラットフォーム配達を両方同時に使うことはできますか?

はい、可能です。自社サイトやLINEで受けた注文を自社配達員が届け、プラットフォーム経由の注文はプラットフォームの配達員に任せる「ハイブリッド運用」を行っている店舗もあります。ただしオペレーションが複雑になるため、まずはどちらか一方から始めることをお勧めします。

Q. UberEatsの手数料は交渉して下げられますか?

UberEatsの手数料は基本的に一律で設定されており、個別の価格交渉はできません。ただし、新規加盟店向けのキャンペーン(手数料割引期間)が適用される場合があります。正規代理店を通じた加盟で最新のキャンペーン情報をスムーズに入手できます。

Q. 月100件の注文では自社配達は採算が合いませんか?

前述の試算の通り、月100件では自社配達の採算が合わない可能性が高いです。まずはプラットフォームで注文基盤を作り、月200件以上が安定して入るようになってから自社配達の検討を始めるのが現実的です。

Q. 自社配達で配達員が事故を起こした場合の責任は誰が負いますか?

配達員が業務中に事故を起こした場合、飲食店(雇用主)に使用者責任が生じる可能性があります。自社配達を行う場合は必ず業務用バイク保険および使用者賠償責任保険に加入してください。プラットフォーム配達の場合、配達中の事故責任は原則としてプラットフォームが対応するため、この点でリスクが低くなります。

Q. 注文が少ない時期はプラットフォームを一時停止できますか?

はい、UberEatsや出前館ではタブレット操作またはアプリから簡単に一時停止・再開ができます。繁忙期の店内営業中に一時的に受付を止めるなど、柔軟な運用が可能です。自社配達の場合は、電話注文などに対応する体制を作る必要があります。


数字の面からしっかりサポートさせていただきます。

UberEats正規代理店 Gold🎖️3年連続獲得のGoistechが
あなたの飲食店のデリバリー導入・売上改善をサポートします。

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