デリバリー導入・比較

飲食店がUberEatsを始めて最初の30日間でやるべき10のこと【2026年版】— 代理店サポート担当が教える初期設定と集客の始め方

Goistech株式会社のW.Dです。飲食店のUberEats導入後のサポートを現場で担当しています。

「UberEatsに出店したけど、注文がぜんぜん来ない」
「最初に何を設定すればいいのかわからなくて、出店してから2週間放置してしまった」
「スタッフに任せたら注文を取りこぼしていた」

このような声を、実際に加盟店を回る中でよく耳にします。

UberEatsの出店登録が完了した後、最初の30日間は「デリバリー事業の土台を固める」最も重要な期間です。ここで初期設定を甘くしたり、オペレーションを整えないまま注文を受け始めると、低評価のスパイラルに陥り、軌道修正が難しくなります。

本記事では、私が実際に加盟店サポートの現場で見てきた知見をもとに、最初の30日間でやるべき10のことをステップ順に解説します。


UberEatsを始めたばかりの飲食店が陥る「最初の壁」とは

UberEatsの始め方として「まずは登録して、注文が来たら対応する」という姿勢で出店する飲食店は少なくありません。しかしこの方法では、最初の数週間で次の問題が重なります。

  • 評価が低いうちは注文が表示されにくい
    UberEatsのアルゴリズムは評価スコアと注文完了率を重視します。スタートダッシュで低評価をつけられると、検索結果の表示順位が下がり、注文数の回復に時間がかかります。

  • 設定の甘さが評価を下げる
    調理時間の設定が実態より短い、配達エリアが広すぎる、写真が暗い——こうした「設定ミス」が最初の悪評価の原因になります。

  • スタッフが慣れる前に本番注文が来る
    登録後すぐに注文が入り始めるケースもあります。タブレット操作に不慣れなまま対応すると、注文の取りこぼしや調理ミスにつながります。

これらを防ぐために、30日間を3つのフェーズに分けて取り組みます。


【Week 1 / Day 1〜7】UberEats初期設定を完全に仕上げる

出店登録が完了したら、最初の1週間は「設定の完成」に集中してください。注文を受け始める前に、以下の3つを必ず整えます。

1. 営業時間・配達エリアを現実的に設定する

営業時間は「実際にデリバリー対応できる時間帯だけ」に設定します。

よくあるミスは、店舗の営業時間と同じ時間帯でUberEatsもオープンにしてしまうことです。たとえばランチピーク時に店内が混雑していてデリバリーの対応ができないのに、UberEatsは受注状態になっている——こういった状態では調理遅延や注文キャンセルが発生します。

実際の店舗で、「ランチは11:30〜13:30のみ、ディナーは18:00〜21:00のみ」と絞った結果、対応できる時間帯に注文が集中して評価が安定したケースがありました。

配達エリアについては、UberEatsの初期設定では広めに設定されている場合があります。配達時間が長くなるほど料理が冷める・崩れるリスクが上がり、評価低下につながります。まずは半径2〜3km圏内から始めることをおすすめします。

2. メニュー写真と商品説明文を整える

写真は「明るく・正面・料理が中央」の3原則を守ってください。スマートフォンで撮影する場合は、昼間の自然光が入る窓際で、白い皿や木製のトレーに盛り付けた状態で撮影すると見栄えが上がります。

商品説明文は「何が入っているか」「どんな人に向いているか」「アレルギー情報」の3点を必ず入れます。UberEatsでは食物アレルギー対応の検索フィルターが使えるため、卵・乳・小麦・甲殻類などのアレルギー情報を記載するだけで、該当するユーザーへの表示機会が増えます。

チェックリスト — メニュー写真・説明文
– [ ] 全商品に写真が設定されている
– [ ] 写真が明るく、料理が中央に収まっている
– [ ] 商品説明に主な材料・アレルギー情報が入っている
– [ ] 価格がUberEats手数料を考慮した設定になっている

3. タブレットの受注フローをスタッフ全員で確認する

UberEatsのタブレット(またはスマートフォンアプリ)は、注文が入ると「ピン」という通知音が鳴ります。この音を聞いてから「承認 → 調理開始 → 出来上がり通知」を行う流れを、厨房スタッフ全員で練習してください。

実際によくあるのは「タブレットがキッチンの奥に置いてあって気づかない」「スタッフが誰も操作方法を知らない」ケースです。タブレットは受注担当者の目が届く場所に設置し、「誰がタブレットを見る担当か」を明確にしておきます。


【Week 2 / Day 8〜14】注文ミス・遅延ゼロのオペレーションをつくる

1週間で設定が完了したら、Week 2からは「オペレーションの仕組み化」に取り組みます。注文が来ても焦らず対応できる体制をつくります。

4. 調理準備時間(プレップタイム)を正直に設定する

UberEatsでは、注文が入ったときに表示される「調理時間の目安」を自店で設定できます。この数字を短くしすぎると、配達員が来ても料理ができていない状態になり、評価低下の原因になります。

最初は「実際の調理時間 + 5分」の余裕を持った設定にしてください。評価が安定してきたら短縮を検討します。

たとえばラーメンなら15〜20分、揚げ物中心なら10〜15分、弁当やサラダなら8〜12分が目安です。ランチピーク時など混雑が予想される時間帯は、アプリから一時的に「準備時間を延長」する操作も活用してください。

5. 容器・梱包材の在庫管理ルールをつくる

「今日は容器が足りなかったので注文をキャンセルした」というケースは実際にあります。デリバリー用の容器が切れると、注文のキャンセルや代替品での対応になり、評価が下がります。

最低でも1週間分の容器在庫を確保し、残数を毎日確認するルールをつくります。発注のタイミングは「在庫が残り3日分になったら」と決めておくと補充漏れを防げます。

また、スープ料理や汁物は「蓋付き容器 + 密封テープ」が必須です。配達中に汁が漏れると低評価の原因になります。容器の選び方については、料理のジャンルに合わせて事前に現物確認してから発注することをおすすめします。

6. 厨房内のデリバリー動線を決める

デリバリーと店内注文を同時に受ける場合、厨房内の「デリバリー専用スペース」を決めておくと混乱を防げます。

具体的には、完成したデリバリー商品を置く「待機スペース」を設け、配達員が来たときにすぐ渡せる場所(カウンター近く)を指定します。料理が店内の食事と混ざってしまい、どれがデリバリー用か分からなくなるというトラブルを防ぐことができます。


【Week 3〜4 / Day 15〜30】最初の評価・レビューを育てる

Week 3からは「最初の評価を積み上げる」フェーズです。UberEatsでは評価数が少ないうちは検索結果での表示が不安定なため、まず20〜30件のレビューを集めることが重要です。

7. 最初の10件のレビューに全力を注ぐ理由

UberEatsの評価スコアは、累計のレビュー件数が少ないほど1件の評価が大きく影響します。最初の10件が4.5以上であれば、スコアは安定して高く表示されます。

この時期に特に気をつけることは以下の3点です。

  1. 調理時間を守る — 設定時間を超えると自動的に評価が下がるケースがあります
  2. 梱包を丁寧に — 食べ物の崩れ、汁漏れはそのままレビューに反映されます
  3. サンクスカードを同梱する — 「ご注文ありがとうございます」の一言メモを入れると、レビュー投稿率が上がります

8. UberEats マネージャーアプリで毎日チェックすべき3つの数字

UberEats マネージャーアプリ(スマートフォン用)を使って、毎日以下の3つの数字を確認してください。

チェック項目 確認場所 目標値
注文完了率 パフォーマンス → 注文キャンセル率 95%以上
調理時間の精度 パフォーマンス → 調理時間 遅延率10%以下
評価スコア パフォーマンス → 評価 4.5以上

注文完了率が低い場合は「キャンセル理由」を確認します。「品切れ」が多ければメニュー管理を見直し、「調理時間オーバー」が多ければプレップタイムを延ばします。

UberEats正規代理店としてGold🎖️を3年連続で獲得している私たちGoistech株式会社では、このデータ管理を開始直後から徹底することで、加盟店の平均評価スコアを4.6以上に保つことができています。

9. 30日目に初めてプロモーションを試す

最初の1ヶ月はプロモーション(割引設定)は行わず、まず「設定・オペレーション・評価」の基盤を固めることを優先してください。

30日が経過し、評価スコアが4.5以上・注文完了率が95%以上になったタイミングで、UberEatsのプロモーション機能を試します。最初は「新規注文者向け20%オフ(3回まで)」などの小規模な割引から始め、効果を確認しながら拡大します。

10. Day 30の振り返りチェックリスト

30日目に以下のチェックリストで状況を確認し、翌月の改善点を洗い出します。

Day 30 振り返りチェックリスト
– [ ] 評価スコアは4.5以上か
– [ ] 注文完了率は95%以上か
– [ ] 累計レビュー数は20件以上か
– [ ] 月間売上はデリバリー導入前と比較して増加しているか
– [ ] 営業時間・配達エリアの設定は実態に合っているか
– [ ] 容器・梱包材に問題は出ていないか
– [ ] スタッフ全員がタブレット操作に慣れているか


現場サポートで見てきた「最初の失敗パターン」5選

フードデリバリー導入後に多くの飲食店でつまずきやすいポイントを、現場の経験からまとめます。

パターン1: 設定したまま放置
出店登録後にUberEats マネージャーアプリを開かず、注文が入っても気づかないケースです。タブレットの通知音量を最大にし、毎日必ずアプリを確認する習慣をつけてください。

パターン2: メニューが多すぎる
「全メニューをデリバリーでも提供する」は失敗パターンの典型です。配達中に崩れやすい料理、時間が経つとまずくなる料理は最初から外します。デリバリー向き商品だけに絞り込むことで、品質が安定し評価が上がります。

パターン3: 容器コストを後回しにする
「とりあえず手元にある容器で対応する」と、後になって汁漏れや崩れによる低評価が積み重なります。開店前に適切な容器を選定し、コストを見越した価格設定に反映してください。

パターン4: スタッフへの共有がない
「UberEatsの担当者だけが操作を知っている」状態では、担当者が休んだ日に注文を取りこぼします。最低2人以上がタブレット操作を習得できるよう教育してください。

パターン5: 最初から複数サービスに登録する
UberEats・出前館・menuなど複数サービスへの同時出店は、慣れてから検討してください。最初はUberEats1本に集中し、オペレーションが安定した3ヶ月目以降に追加サービスを検討するのが現実的です。


よくある質問

Q. UberEats出店後、最初の注文はいつ頃来ますか?

出店登録完了から最初の注文が入るまでの期間は、立地や時間帯によって異なります。都市部では数時間以内に注文が来るケースもありますが、郊外では数日かかることもあります。登録完了後すぐに設定を整え、営業時間をオープンにしておくことが重要です。なお、Goistechのサポートを利用した加盟店では、出店後1週間以内に最初の注文が入るケースが多くなっています。

Q. 最初の1ヶ月、どのくらいの売上が見込めますか?

業態・立地・客単価によって大きく異なりますが、月10〜30万円程度から始まるケースが多いです。Going Deliveryのバーチャルブランドを活用することで、同じ厨房で複数ブランドを運営し、開始から5ヶ月で月商204万円増加(インドカレー店の事例)した実績もあります。最初の1ヶ月は「基盤づくり」の時期として位置づけ、2〜3ヶ月目から売上増加を目指す計画が現実的です。

Q. 評価が4.0を下回ってしまいました。回復できますか?

回復できます。評価スコアは累計レビューへの加重平均なので、高評価のレビューが積み重なれば徐々に回復します。まず「なぜ低評価がついたか」の原因を特定し(調理遅延・梱包不良・品質問題)、改善した上で高評価を増やす施策(梱包改善・サンクスカード同梱・プロモーション一時停止)を実施してください。急激な回復は難しいですが、着実に改善することで3〜4ヶ月で4.5以上に戻ることは可能です。

Q. タブレットは自前で用意する必要がありますか?

UberEatsでは、タブレットのレンタルプラン(月額費用あり)と自己所有のどちらも選択できます。2026年現在、新規加盟店向けのキャンペーンとしてタブレットレンタル代が0円になるキャンペーンが実施されている場合があります。詳細は代理店(Goistech)経由でご確認ください。

Q. デリバリーとイートインの両立で厨房が回らなくなりそうです。どうすれば?

ランチや夕食のピーク時間帯だけ一時的にUberEatsの受注を停止する「ポーズ機能」を活用してください。無理に受注を続けて調理遅延・品質低下を起こすより、対応できる時間帯のみ高品質で提供する方が評価が安定します。また、デリバリー専用の「スポット担当」を1名決めておくことで、厨房全体の混乱を防げます。


困ったことがあればお気軽にお声がけください。

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あなたの飲食店のデリバリー導入・売上改善をサポートします。

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